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遺品整理士資格とは
高齢化がますます進む近年の日本においては、ビジネスとしての遺品整理の魅力は年々高まっています。しかし業者の数は増えているものの、業界としては未熟と言わざるを得ません。
故人の思い出の品を不当に安い価格で買い取ったり、格安の見積もりを出しておいて法外な料金を請求したり、引き取った遺品を不法投棄したりと、不用品回収業界にも見られるような問題が遺品整理業界にも蔓延しているのです。このような状況は依頼者側はもちろん、業界の評判のあおりをうける遺品整理業者にとってもマイナスです。
そこで発足したのが北海道に拠点を置く一般社団法人遺品整理士認定協会です。2018年で8周年を迎えた同協会は、2017年時点で2万名以上の会員と950社を超える法人会員を抱えており、遺品整理の専門家の養成に取り組んでいます。
この遺品整理士認定協会の基幹事業となっているのが遺品整理士の資格事業です。
資格事業の目的は、大きく2つあります。第一に取得する業者が廃棄物処理法や家電リサイクル法などの基本的な法令や遺品整理業特有の事項に関する正しい知識や依頼者への適切な対応、事例に基づいた実務のノウハウなどを身につけること。第二に資格の浸透を通じて遺品整理業界そのものを健全化することです。このことから、遺品整理士資格は正しい遺品整理のための資格と言うことができるでしょう。
遺品整理士認定協会は、資格の認定以外にも会員を対象とする専門家のセミナー開催や、行政への働きかけ、行政や病院、介護施設などからの依頼のあっ旋なども行なっています。